ワークショップ 1:
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ティモシー・C・ゲッターマン(Ph.D.)は、混合研究法を専門とする学際的で応用的な研究方法論者である。彼の方法論の目標は、混合研究法の厳密な方法、特に質的研究と量的研究を統合する戦略を発展することである。米国国立衛生研究所(NIH)から資金提供を受け、医療サービス、コミュニケーション、シミュレーショントレーニングを改善するためのインフォマティクス技術を研究している。また、財団の助成金やNIH 健康科学のための混合研究法トレーニングプログラムを通じて、研究手法の能力開発にも積極的に取り組んでいる。Educational Research: Planning, Conducting, and Evaluating Quantitative and Qualitative Researchの第6版をJohn W. Creswell氏と共同執筆した。 |
ワークショップ 2:
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河村洋子(かわむら ようこ):産業医科大学 保健学部 安全衛生マネジメント学講座教授。米国アラバマ大学バーミンガム校の公衆衛生大学院で健康教育・促進の博士号を取得。専門はヘルスコミュニケーション、特に社会的・行動変化のためのコミュニケーション戦略。過去10年間の主なアプローチの一つが、ポジティブ・デビアンス(PD)であり、地域社会や企業などの組織と協力しながら、様々な社会問題にPDを活用してきた。PDの国内のPD研究をリードする中心メンバーの一人であり、グローバルネットワークにも参画している。 JSMMR理事メンバー。 |
ワークショップ 3:
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ジョン・W・クレスウェル氏(Ph.D.)は、ミシガン大学の家庭医療学の教授であり、ミシガン混合研究法プログラムの上級研究員である。クレスウェル氏は、混合研究法、質的研究、研究デザインに関して、数多くの論文と30冊の書籍を執筆してきた。ネブラスカ大学リンカーン校では、クリフトン寄附講座長と混合研究研究法研究室のディレクターを務めた。また、SAGEのJournal of Mixed Methods Research(JMMR)を創設した。ミシガン大学家庭医学の非常勤教授、ミシガン州アナーバーにある退役軍人局医療サービス研究センターのコンサルタントを務めてきた。シニアフルブライト奨学生として2008年には南アフリカに、2012年にはタイを訪問た。2011年には、米国国立衛生研究所の「健康科学における混合研究法のベストプラクティス」に関するワーキンググループを共同で主導した。2013年にはハーバード大学公衆衛生大学院の客員教授を務めた。2014年には、Mixed Methods International Research Association(MMIRA, 国際混合研究法学会)の設立会長を歴任。2015年、ミシガン大学家庭医学科のスタッフに加わり、ミシガン混合研究法プログラムの共同ディレクターを務める。2016年、南アフリカプレトリア大学から名誉博士号を授与される。2017年、アメリカ心理学会の質的・混合法研究に関する「基準」を共著で作成。2018年には「質的探求と研究デザイン」に関する著書(シェリル・ポス氏との共著)が、米国の教科書・学術著者の2018年McGuffey Longevity賞を受賞。現在、日本の芦屋とハワイのホノルルに住居を構えている。 |
公認心理師。関西学院大学受託研究員。ハワイ大学マノア校(スペシャルエデュケーション)非常勤准教授。これまでひきこもり状態にある方とその家族の支援に携わるひきこもり支援コーディネーターを務めてきた(2009-2014)。現在は、発達障害者支援センターとの協動により青年期以降の発達障害者の家族への行動支援プログラムの開発と実施、支援者支援事業に従事している(2013-現在)。青年期以降の発達障害者とその家族を対象とする包括的なコミュニティ支援のモデルを開発するために混合研究法を用いて研究を行なっている。 |
ワークショップ 4:
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マイク・D ・フェターズ氏(MD、MPH、MA)は、ミシガン大学の家庭医療学教授であり、混合研究法プログラムのディレクターである。オハイオ州立大学で医学博士(MD)、ノースカロライナ大学チャペルヒル校で公衆衛生学修士(MPH)、ミシガン州立大学で修士号(MA)をそれぞれ取得している。フェターズ博士の主な研究テーマは、医療上の意思決定における文化の影響、がん患者とのコミュニケーション、医療サービス研究。質的研究と混合法研究においては、特に混合研究法における統合と応用を探究する。また、Journal of Mixed Methods Research(JMMR)の共同編集長。著書に『Mixed Methods Research Workbook』(Sage, 2020)がある。抱井尚子氏との共編著抱井尚子氏との共著『トレジャーハントで学ぶ混合研究法-混合型研究論文の執筆と査読のポイント-』(遠見書房、2021年4月)が発売中。 |