パネルディスカッション:「COVID-19時代の混合研究法」座長・企画:抱井尚子(青山学院大学)
今年度の大会テーマ「社会的大変動時代の混合研究法」は、混合研究法(MMR)と方法論の革新的力を活用することで、COVID-19 パンデミックに起因する社会的変化の複雑性に取り組むものである。
抱井尚子
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話題提供 1:
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マイク D. フェターズ氏(MD、MPH、MA)は、ミシガン大学の家庭医療学教授であり、混合研究法プログラムのディレクターである。オハイオ州立大学で医学博士(MD)、ノースカロライナ大学チャペルヒル校で公衆衛生学修士(MPH)、ミシガン州立大学で修士号(MA)をそれぞれ取得している。フェターズ博士の主な研究テーマは、医療上の意思決定における文化の影響、がん患者とのコミュニケーション、医療サービス研究。質的研究と混合法研究においては、特に混合研究法における統合と応用を探究する。また、Journal of Mixed Methods Research(JMMR)の共同編集長。著書に『Mixed Methods Research Workbook』(Sage, 2020)がある。抱井尚子氏との共編著抱井尚子氏との共著『トレジャーハントで学ぶ混合研究法-混 合型研究論文の執筆と査読のポイント-』(遠見書房、2021 年 4 月)が発売中。 |
話題提供2:
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現職は聖路加国際大学大学院老年看護学・教授。前 聖路加国際大学 WHO 看護開発協力センター長 PCC 実践開発研究部長・前 日本混合研究法学会副理事長。現在は、日本在宅ケア学会理事長・聖路加看護学会理事長・日本混合研究法学会理事・日本看護科学学会理事・日本老年看護学会理事・日本遠隔医療学会運営委員・日本地域看護学会誌編集委員・日本世代間交流学会理事・副編集委員長他を務める。主な研究領域は、混合研究法を用いた慢性疾患在宅療養者への在宅モニタリングに基づくテレナーシング開発と評価、世代間交流支援と評価など。在宅ケアにおける慢性疾患管理とケアの質保証の研究に長らく従事しつつ、混合研究法の普及に務めている。 |
話題提供3:
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ドミニック・フローチ氏は、オーストリア・ウィーン大学の研究者である。研究テーマは、混合型のソーシャルネットワーク分析と、インフォーマルな学習プロセスの調査研究である。 |